留学あきらめな医

英語力ない!コネもない!けど臨床留学した外科医の奮闘記

5日目

布団セットもらったけどまだ変えてないので今日もソファ。
やっぱり眠れない。

 

# OPCAB(LITA-LAD, SVG-PD, SVG-Dg+OM)B先生執刀

術前にSVGの走行を確認したかったが、すでに消毒されておりエコーで確認できず。こういうことをきちんとやらないといけないと思う。それを見越して早く行ったつもりだったが遅かった。皮膚切開してSVG探していたら取り上げられた。たぶんフラップにならないようにと指導してくれてたんだと思う。SVG見つかったらバトンタッチして採取させてくれた。なるべくno-touchで採取したけどめっちゃ時間かかった。器具の名前も言えず、手伝ってほしいところも言えず、一人でやるよりももっともっと時間がかかってしまった。採取している間にLITA-LAD吻合がはじまっていた(看護師が第一助手していた)。その間にSVGの枝のチェックを行った。これは昨日特に言われたところだったから、すごい時間かけてやった。すぐにでも助手を変わりたかったけど、まずはこれをしっかりやらないと次にいけない。チェックが終わって交代。それ以外の吻合は全部第一助手だったけど、途中からまたD先生がはいってきて、昨日と同じタイミングで交代。で最後の真皮は自分がやった。看護師がめっちゃチェックしながらの縫合だった。

看護師が助手していて、さらにSVG採取の傷は看護師が縫っていて、その話でたぶんめっちゃ盛り上がってて、外科医みたい、こいつ必要なくない?みたいなことを話しているんだろうなと思った。うがった見方で悪いけど。なんでもそう悪い方向に考えてしまう。英語が少しできるっぽい看護師がめっちゃ注意してきて苦しかった。何か考えると全部悪い方向にいってしまうので、何も考えないことで必死だった。自分は何をしているだ。SVGも取れない。看護師に助手も取られて、創部も縫合されて。


終わってからICUでD先生とB先生に話しかけて、何かできることはありますか?と。D先生はないよ~帰っていいよと。B先生は、少し一緒にカルテチェックしてくれた。嬉しかった。

そのあとはボスの家に学生2人と外科レジデントとU先生といった。U先生のお別れパーティだった。ピザやらカレーやらごちそうで美味しかった。最後に家族からのプレゼントがあってU先生は泣いていた。2年間頑張ったからこそなんだろうな。とても愛されているのが感じた。自分は2年後どうなっているだろうか。

帰ってからベットのシーツとかを交換。今日こそはベットで寝る。