留学あきらめな医

英語力ない!コネもない!けど臨床留学した外科医の奮闘記

66日目

ICUでいつものように仕事して横のカンファ室でパソコンカタカタしていると壁をドンドンドンと乱暴にたたく音が。自分は論文submit中だったので動かなかったがI先生が見に行ってくれた。

 

話し声は聞こえるがなかなか戻ってこないので見に行くと、再挿管しようとしていた。肥満患者で筋弛緩薬も使っておらずなかなか口が開かない。筋弛緩薬(この施設で何を使っているかわからないが)を持ってくるように指示して、ジアゼパムか?とかなかなかコミュニケーションがとれない中、なんとか説明して持ってきてくれた。

 

それでもなかなかうまくいかず、交代してやってみることに。ブレードが小さくて喉頭蓋まで届かなかったが、うっすら見えたのでチューブ入れてみるとなんとか挿管できた。良かった。酸素化はマスク換気でなんとかできていたけど焦った。

 

こんなとき誰もいなかったらどうするんだろう?

 

聞くと、突然全身けいれんが起きて酸素化が悪くなったらしい。すぐに意識改善していて、神経内科も見に来たけど原因はよく分からず。うーん。

 

お昼は定番の美味しいお店へ。ここは値段も安いし量も多いし美味しいし言うことなし。

結局、今日は午前中に日本語論文を2つ提出。本当は一つ英文化したかったけど、教授に言っても反対されるだろうし、そんなことでパワーを使いたくないっていうのもあって、もう日本語で出そうと思った。この前の例があるから落ちたらどうしようと思うけど、まあとりあえず出して結果出てから考えよう。

 

自分の手元にある論文たちはほぼ提出してしまったので、やることがなくなってしまった。今の病院のデータ使って論文書くかなー。古い古いお蔵入りしている論文をひっぱってこようかなー。とりあえず今提出している論文たちが良い方向にいきますように。

 

夜は初めてグラブを使って注文。勢いあまって2つ頼んだけど、一つが辛すぎて死ぬかと思った。いくら水を飲んでもしばらく舌のしびれと痛みがとれなくてやばかった。味は美味しいんだけどな。

 

洗濯と掃除。あとは英会話。もっと英語も頑張らないと。