留学あきらめな医

英語力ない!コネもない!けど臨床留学した外科医の奮闘記

旅立ち

はてなブログを鍵つきにしたいんだけど、やり方がわからないので、見られたくないものはnoteに書くようにして有料(高め)で書いていこうと思う。そうすれば誰も読まないだろうから。

 

朝4時半おきで空港へ。今まで全く実感わいてなかったけどやっと一人になる恐怖におしつぶされる。いやだ。さみしい。行きたくない。日本にいたい。

 

自分で留学しようと決めといてこんなこと考えてるのは自分くらいだと思う。でも本当の気持ちだから仕方がない。

それでも応援して見送ってくれる家族にそんな弱音は吐けない。特に常に見守ってくれて快く送り出してくれた妻には申し訳がたたない。俺は頑張るしかないんだ。と思いながら、それでも妻と家族といたいという思いが頭にちらつく。

 

保安検査場で一人になる。見送ってくれる姿を焼き付けたくて見てたけど、早くしろよという後ろの人のプレッシャーに負けて焦って上着脱いだりしていたらもう見えなくなってしまっていた。最後なんだからもっと良い感じに送らせてくれよ空港さんよー。なんだこの最後。なんかもっと感動的な感じを想像してたけど、こんな感じで旅立つのか。もっと涙流す時間くれよ。名残惜しい家族の顔見させてくれよ。

 

保安検査場を抜けて一人になって、寂しさがつのる。

すぐに電話をかけるが、出ない。何しとんねん。みるみる飛行機の時間が迫る。しかし出ない。おいおい。ということで、電話で話すこともなく飛行機へ。そして入国。

 

 

空港に降り立つと、現日本人フェローU先生とボスが出迎えに来てくれていた。U先生の「いよいよ今日からスタートですね」という言葉にはっとさせられる。そうだ、はじまってしまったのだ。過酷な日々が。

 

部屋に案内してもらったが、水回りが汚くてやばかった。留学初日だけど帰りたくてしかたなかった。ベッドも怖くて寝れず、ソファーで一夜を明かした。