留学あきらめな医

英語力ない!コネもない!けど臨床留学した外科医の奮闘記

研究留学の話2

今行かれている日本人先生の連絡先を聞いたので、すぐさま連絡を取った。給料や研究内容、ラボの状態、生活環境などすべて説明してくれて、悪いところも包み隠さず教えてくれたが、後者は自分の頭には入ってこなかった。心が踊るばかりだった。

 

ただ、すごく厳しい現状であることは理解した。今行かれている先生とはお会いしたことはないが、ものすごく優秀な方であることは分かった。この先生だから成り立っているような状態だった。興味を持っていた自分以外の日本人先生が、この話を聞いて断ったと言っていた。

 

自分にこの先生と同じことができるだろうか、、、自分は落ちぶれて終わるのではないだろうか。そんな不安がよぎった。

 

それでも、研究留学できる(しかも内容は自分の専門)なんて、この先何年待っていても来ない話だろうし、このチャンスを逃したら一生まわってこないことは容易に予想できた。どこに行っても苦労はあるだろうし、あとは自分次第!頑張るだけ頑張ってダメならそのとき考えよう!と思って、暗い話は目をつぶるようにしていた。自分は完全に行く気になっていた(面接も受けてないけど)。