衝撃的なレポート。
「Japanese Scientists Create Mice with Cells from Two Males」
男マウスの細胞だけを使って、次世代のマウスを生み出すことに成功したと、日本人の研究グループがnatureに発表しました。女性は不要?みたいな失礼なコメントも見かけた研究です。
倫理的にどこまで許されるのか分かりませんが、そして、かなり成功率は低い結果みたいですが、男性だけで繁殖が可能な可能性が示唆されています。
こういう倫理を疑う研究って、どこか日本人はやらないイメージでしたけど、そんなこともないんですね。
自分は、なんでもありは好きではないので、しっかりルールがあるうえで、こういう生殖医療や遺伝的研究は行っていただきたいなと思いますが、価値観や倫理なんてひとくくりできるものでもないので、だからこそ難しいんでしょうね。
ドラマかなにかで、家族を失った天才科学者が、家族のクローンを作って幸せに暮らしているみたいな話がありましたが、家族を失った悲しみは天才科学者にしかわかりませんもんね。自分もそういう状況になったら、そう思ってしまうのかもしれません。
ただ、今回の研究は、受精卵までは作れたとしても、結局は女性の子宮に着床させて、子宮で育った後に出産されるようなので、つまりは女性の子宮がなければ出産できないため、完全に男性だけで子孫繁栄しているわけではないようです。人工子宮なるものも研究がなされているようですが、どうなることやら。
最近はジェンダー問題がかなり盛り上がっていて、性別とは?という簡単な問いも簡単に答えられない時代になってきています。昔ながらの古典的考えでは生きづらい世の中かもしれません。今後どう進んでいくのか注目です。