留学あきらめな医

英語力ない!コネもない!けど臨床留学した外科医の奮闘記

189日目

OPCAB-5 (LITA-LAD, Ao-SVG-Dg-IM, -RA-OM, Ao-SVG-PD) B先生執刀

最初は4枝といっていたけど5枝に。今日はRA採取。出血傾向のある人でやりづらさはあったけど、丁寧に剥離できて、自分の中ではいい感じで採取できた。やはりRA採取は気持ちいい。IMA採取じゃなくてもRA採取があれば満足できる。日本ではほとんど使われないのが悲しいけど。ここでこれだけ採取してるけど、日本帰ったら採らないだろうな。中枢吻合も含めて8吻合あったけど、一つもチャンスなかった。疲れた。

 

MICS-MVP B先生執刀

FA/FVあけてカニュレーション。あとは見える範囲で見学。A1の逸脱で人工腱索2対たててリングあてて終了。

 

フィリピン人と昼休みに話したけど、フィリピンでは心臓外科専門医を受けるための必要な症例数が、CABG20, AVR10, MVR10, TAP10, 大動脈手術4?5?とからしい。こんなの日本では絶対無理な数字。自分は専門医もってるけど、まだCABGもやったことないんだと言ったら驚愕してた。どういうことなんだ?と。そりゃそうだよね。CABGしたことないのに専門医って。ほんとうになんちゃって専門医。まあ文句ばっかり言っても仕方ないけど。

 

他国と比べても仕方ない。日本だって症例やってる若手もたくさんいるわけで。過去を後悔しても変えられない。これから自分の理想とする外科医になれるために頑張るだけ。

 

早く進路決めないと。