留学あきらめな医

英語力ない!コネもない!けど臨床留学した外科医の奮闘記

167日目

今日は朝からボスの手術。

 

OPCAB-3 (LITA-LAD, Ao-SVG-OM, -SVG-PD) ボス執刀

この前違うフェローにIMA採らせてたからどうなるかと思ったけど、今日は採らせてもらった。ありがたや。小さいおばあちゃんで内胸動脈も細くて少し癒着もあって時間かかってしまった。でも安全第一でやって38分くらいだった。これくらいゆっくりやっても大して時間変わらないんだなっていうことが実感できた。ボスの言う通り今日は電気メスで採取したけど、何度もハーモニックで採りたいなと思ったけど、電気メスでもそこまで困らなかった。時間はかかるけど。ここに来る前に考えていた「内胸動脈採取」という目標は達成できたと思う。あとは30分以内ということだけど電気メスだしな~。40分かからない程度で採れたら自分としてはいいかな。採りやすそうな人は30分くらいで採れたらいいけど。

ボスに採取できたと言ったら、そのままLITA-LAD吻合しろと。おおーきたぞチャンスが。ただ全くこの流れは予想してなかった。ボスが助手してくれたけど、いつもと違ってかなり怒られながらだった。なんでそんなことするんだ?俺はそんなこと1回もしたことないだろ。なんで覚えてないんだ?さっき言っただろ?分かってないのか?などなど。普段何も言わず優しいボスに言われると凹む。いつも好きなようにやってというから自分の好きなようにやろうとしたら、今日はボスのやり方通りにやってほしかったみたい。うーん。ボスのOPCABってあんまりないんだよなー。MICSばかりで。辛かったけど、貴重な経験させてもらった。

SVG中枢吻合は他のフェローにさせて、静脈静脈吻合はもう一人のフェローにさせてた。そのチャンスももらえたかもと思うと本当にうっとうしい。何回も言うけど、こいつらは自分の病院でCABGやってるんだから、ここで吻合なんてしなくて良いだろと思うんだけど。あーくそ。

 

 

AVR ボス執刀

飛行機の時間があって早く終わらせたいからかボス執刀。またフェローが二人とも入ってきて、なんか早いもの順で助手の位置が決まってて、俺は一番遅くて第3助手となった。何にもやることなし。ただただイライラしていた。入るのやめようかなと思ったけど、なんで俺がこいつらのせいで入るのやめなきゃいけんのかと思って居続けた。

何回もいうけどこいつらAVRなんて見てどうすんだ?別にいいだろ。いや心臓外科なら他の人の手術、特に上手い人の手術見たい気持ちはあるだろうけど、こっちに譲る気ないのかよ?と思う。ほんとに邪魔。

 

あー