留学あきらめな医

英語力ない!コネもない!けど臨床留学した外科医の奮闘記

352日目

ということで今日ここを発つ。

朝はいつも通り、ICUへ行って指示だし。これも今日で最後か。最後までよく分かってないままだったけど。指示出しが終わってからは色々と事務仕事。

昼はよく行っていた病院前のチャーハン屋さんへ。ここも何回通ったか分からないくらいお世話になった。今日で最後、ということは伝えられなかったが、最後まで美味しかった。こっちにいると飽きてくるが、日本にいると食べたくて思い出す味。

それから身支度をして出発。今日はD先生が送ってくれた。近くのカフェでコーヒーでも飲むか?というのでごちそうになった。最後まで優しい。D先生は今年日本に来て主に大動脈手術の勉強をするらしい。自分のところと距離はあるけどせっかくだから会えたらいいな。

そんなこんなで出発。

何も思わないわけではないけど、もっと感動するかなとか達成感とかあるかなと思ったけど、全然そんな感情湧き上がってこなかった。なんでだろう。飛行機の中でこの1年を振り返ったりするのかなと思ってたけど、眠くて仕方なくてほとんど寝ていた。まあとりあえず大きな病気もなく終われて良かった。

来るときは楽しく無事に生きて帰れたら勝ち!と言っていたが、それを考えたら十分勝ちだと思う。思っていたほどの執刀数は得られず、モヤモヤした日々も多かったが、それでも最低限のことは達成できたと思うし、今後日本でもやっていける自信につながった。だからこそ帰るわけだけど、それが自分にとって一番嬉しいこと。

気づけばこのブログも352日目か。記事自体は260ちょっとだけどnoteも合わせるともう少しいってるのかな?よくもまあこれだけ毎日の日々を書き続けたと思う。出版社からは何の連絡もないのが寂しい。買ってまで読む内容じゃないけど。

 

とにもかくにも、1年の留学生活が終了。コネも英語力もない中、X (Twitter)がきっかけで留学。つらいことも苦しいこともあったけど、楽しいことも嬉しいこともたくさんあった。1年前に戻れるとしても、絶対いけ!と自信を持って言える。後悔はない。

 

さあ、次の舞台でまた頑張るか。
その前にゆっくり休もう。一年間ありがとうございました。